兄弟
娘も1歳4ヶ月になりました。
段々とおしゃべりも活発になってきています。
一人っ子は寂しいですし、わがままになりそうですし、やはり2人か3人は欲しいなと思うのですが、そうなると、何歳差がいいかな、自分の年齢的に何歳までに産めばいいかな、と家族計画というものを本気で悩み始めます。
周りを見たり、聞いたりすると、やはり2歳差が一番何かといいらしく、早めに産み終って(こんな言い方がいいのかはわかりませんが)、手が離れた方が楽だとも聞きます。
しかし、2歳差となると、もう既に準備期間に入っているわけですし、働こうと思っていれば尚更無理なんですよね。
だからと言って、3歳差になると、すごくお金がかかるわけです。
なんせ入学と入学がかぶるわけですから。それだけは避けたいわけです。
そうなると、4歳差です。
私も妹と4歳差なので、悪くはないのですが、保育園に行き出せば、兄弟が欲しいと言われそうな気がしますので、ごまかし方を考えなくてはいけません。
金銭感覚
親は子がいくつになっても、小さい頃の思い出のまま話をするというのは誰しも経験があるだろう。
私は「経済観念が発達してるから大丈夫だね」とことあるごとに言われる。
いつもこの文言で、意味は「お金のことを知っているから」ということだろう。
事実として、そんなことはないと先に言っておこう。
私には兄弟がいて、3つ年上の兄よりも何かと金銭感覚が鋭かった思い出はあるから、そのことを親はずっと覚えているのだろうと思う。
今でもなんだかんだで、褒められているような感覚になるので嬉しいが、お金の使い方はすこぶる下手だ。
親もそんなことはわかっているはずだが、どうしても小さい頃のイメージが抜けないというのと繰り返し言ってきたことが離れないのであろう。
私が小学1年生の頃にこんなことがあった。
父親がパソコンを持っていて、兄と一緒にたまに触らせてもらえる日があった。
当然テレビゲーム全盛の時代なので、パソコンでもやることと言えばゲームで、おそらくクラスの誰も持っていなかったであろうパソコンゲームをひと月に一回ほどやらせてもらえた。
いつも兄と一緒にキーボードを操作するのが楽しかったのだが、当時のパソコンゲームは大人の遊ぶもので、難易度がかなり高かった。
パソコンを触れる日が少ないということもあって、あるところ以上は進むことができない日が続いた。
見かねた父親が攻略本を買いに行こうと言ってくれたのだ。
お金は2人で出しなさい、ということだったが、兄がレジで1人でお金を払った。
それは買ってくれたわけではなく、先に払ってくれただけだったので、私はいくらか兄に渡さねばならない。
兄は、自分は1000円払ったのだから、私も兄に1000円払えばいいのだという理屈だった。
父親も横にいたので、それは違うと教えてくれ、私も何とか理解し、500円を払えばちょうどよいことがわかったのだが、兄は頑として譲らなかった。
結局、この話は何年にも渡って家族内での事件として残っていき、私はお金のことがわかっている弟ということになった。