寝る大人は育たない

昨年の四月から仕事を減らしたので、ずいぶん楽になった。
その分、家にいる時間が長くなったが、ダラダラすることの幸せ感を知ってしまい、自堕落な生活時間になったことがあった。

午前十時ぐらいにはすべての家事が終わり、後は晩ご飯の時間まで何もない。
ずっとベッドの上でスマートフォンとテレビのリモコン、お茶が入ったマグカップを近くに置いて過ごしていた。

ネットとテレビを見ては寝て、起きて甘い物を少し食べたらまたベッドで寝て、これを繰り返しているうちに夜になった。
というような生活。これが二週間ほど続いた頃、本格的にやばいと感じた。

でも家にいる分にはお金もかからないし、プラスにはならないがマイナスにならない。
というだらけた考えが支配していた。
寝る子は育つというが、寝過ぎる大人は人間的に育たない。

それを身をもって実感することとなった。
外に働きに行っていない主婦でも家のために働いている。

何か生産性を持ってすごすのが大人の義務だ。
それをダラダラするためだけに放棄しているのは恥ずかしいことだと思い、ベッドの上で過ごす日から卒業できた。

今でも昼寝延長したくなるが、30分程度でぐっと我慢している。

ロングスリーパーの特性

寝ることが大好きな私。
子供の頃、母から「三年寝太郎」というあだ名をつけられたことがある程、昔からよく寝る子供でした。
それは、大人になった今でも変わりません。

毎日平均で最低でも8時間は寝ていると思います。
残業などで夜遅く帰ってきた時なんかは、当然寝る時間が遅くなるので、睡眠時間が短くなります。
そんな時は、次の日が辛くて辛くて仕方ありません。
休みの日はお昼ごろに起きて、昼寝もして、夜は早い時間に寝てしまいます。
自分でも寝すぎだな~、と思います。
でも、寝るのが好きなんです。
何かで見たのですが、人は一生のうち平均20年~25年は寝ているそうです。
私の場合、30年位寝ているのかもしれません。
そう考えると、さすがにもったいないような気がしますが・・・。
私のように睡眠時間が長い人のことを、「ロングスリーパー」というそうです。
神経質で物事をじっくり考えないと気が済まない頑固者が多いとのこと。
また、そうした特徴から、研究者や物書きなどの職業に向いているのだとか。
どうなんでしょう・・・。
確かに当たっているような気もしますが、頑固者っていうのがどうも引っ掛かります。
ちなみに私の周りにはロングスリーパーが少なくて、「眠れない」という悩みを抱えている人が多いです。
「どうしたらそんなに眠れるの?」とよく聞かれるのですが、「だって眠いんだもん」という子供じみた回答しかできません。
逆に、どうして眠れないのか不思議なくらいです。
眠れないというのは、精神的な理由からくるものなのかと思いましたが、私の場合、悩みがある時やストレスが溜まっている時ほどよく寝る傾向があります。
なので、やはり個々の性質なのでしょう。
これからも寝すぎに注意しながら、質の良い睡眠を楽しみたいと思います。

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