モータースポーツ

10数年前、父に連れられて鈴鹿サーキットでF1を見た。
耳を劈く爆音と目の前を通り過ぎるスピードにとりこになった。

まだ小学生だった私は、将来F1のパイロットになると本気で言ってたものだ。

あれから10数年後、日本の自動車メーカーはリーマンショックの後F1界から去り、ついにブリジストンも今年限りだという。
ファンにはとっても悲しい出来事だ。

やはり日本でF1はポピュラーに離れないのだろうか。
海の向こうで一人戦う日本の青年に賞賛と激励を贈ろう。
他のスポーツでは、日本人が諸外国で活躍中なのに、モータースポーツの世界だと格段に壁が厚いように思える。

資金的なものなのか、環境か、それとも運動能力なのか?
幼いころからモータースポーツに携われるのは、日本では非常に稀なケースで、富裕層でないと厳しいのが現実なのかもしれない。

サーキットも多くないし、モータースポーツは軽視されている面もあり、なかなかポピュラーなスポーツとしては定着しにくいのもあるのだろう。
例えば、車を乗り回すことに、あまり良いイメージをもたれないのが日本の現状だ。

夜中の峠を我が物顔のようにして走りまくる連中もいたり、改造車を公道で蛇行運転しながら走っている姿を目撃すれば、誰でもマイナスイメージを持つのは当たり前のことだ。
現に、日本のF1レーサーも、国内では、それほどメジャー扱いされていないのが全てを物語っている。

海の底からご挨拶

華奢で結構活発でよく吼えると思います

以前、飼っていたワン娘です。
シーズー犬の女の子でチコという名前です。
知り合いのブリーダーさんが飼ってみないかと薦められ、一度軽い気持ちで、お宅に伺ったところ、幼犬が10匹ぐらいいました。
全て可愛かったのですが、一緒に暮らす事になるチコちゃんだけが、まるで、別世界から来たようにキラキラ輝いて待っていてくれた様に思えました。
最初はロングヘヤーにして、ショードッグのようにカットして、お出かけしていました。
ドッグショーを観にいった時も、プロのカメラマンがショーに出ないのですかといわれたほど毛質も、体格も、柄も綺麗な娘でした。

でも、ショードッグを見ていると、厳しく我慢させたり、躾けたりするのは、とても嫌でしたので、そちらには、興味を示しませんでした。
その頃は、子供も手が離れて、夫婦2人で出かけたり、旅行に行くことが多かったので、チコと3人で、出かけるのがほとんどでした。
ヒコーキに乗せて北海道に渡り、レンタカーで1週間、道東、道北を旅行したこともあります。
泊まるのはペンションもありましたが、シーズは鳴きませんし、ショルダーバックに入れてフロントを通ることも全然見つかる心配しませんでした。
むしろ、車に1人で残して置くと心配ですし、唯一無駄吠えしてたこともありました。

自家用車で旅行することが多かったので、チコが快適に過ごせるように、ステーションワゴンを買って後ろの席をフラットにして全席まで行き来できるように改造してました。
彼女の得意席は、運転席と助手席の間の肘掛でした。
目線が一緒でおしゃべりしながら、北海道から、鹿児島まで元気な12歳頃までほとんど一緒でした。

山登りや、人が多いところはリュックを反対にしたような、抱っこ袋に入れて一緒に行動しました、中でもチコだけだと思うのは、スポーツカーでサーキット走行するのが趣味でしたので、鈴鹿サーキットのフルコースをクラブイベントの時に家内に抱っこされてヘルメットを被りそこそこのペースで、周回したのはチコだけだと、鼻だかしています。

でもやはり人間より、遙かに短命で、12歳頃からいろいろな病気を患い始め、数回の手術も経験し15歳の子供の日に、家内の腕の中で逝ってしまいました。
いまだに、あんなに悲しくて、慟哭したことはありません。
今は、ワールド牧場ペット霊園のお墓にいますので、月に1~2回程ですが、1時間かけて会いに行ってます。
チコまた行くね。

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