医療従事
病院関係に勤めている友達が多い。
准看護士として小児科にいたり、医療事務で内科にいたり、歯科にいたりと様々だ。
病院関係に薬を卸す業者で営業をしている友達もいる。
小児科に勤める友達はとくに疲れている。
ノロウイルスや新型インフルエンザなどが流行すると、とたんに忙しくなり、治療や予防摂取で患者がつめかけて昼休みもろくに取れないそうだ。
それでも医療従事している自分たちが体を壊すわけにはいかないと、早めに予防接種を受けて、毎日仕事に向かっている。
薬を卸すMRをしている友達も相当大変そうだ。
新薬が出るたびに勉強をしなければいけないし、医師におすすめをするため専門知識が豊富でないといけない。
そして何より営業マンにとって大変なのが接待の席だそうだ。
医師に対する接待は、予算がたっぷりとられているほど、重要な仕事だそうで、肝臓を壊すのではなかろうかと心配だ。
自分が病院にかかるときは、とにかく辛いので、そこで働く人の姿など気にもしないが、友達として現場の愚痴を聞くと、親切にしてくださる看護士さんの存在はありがたいなと感じるものだ。
医者の不養生と良く言うが、食べているのだろうか、寝ているのだろうか、素人のコチラがプロの身体を心配するというおかしな状況が出来上がりつつある。
医師は心身共にタフでなければ務まらない。
責任問題
産婦人科医を目指す人がかなり減っているという。
歯科医師だけやけに多くて、その他の科目では 医師不足はいつも叫ばれている。
とりわけ産婦人科が減っている理由を聞いて、何とも言えない気持ちになった。
高齢出産が増えている中で、やはり流産や死産も多いようだ。
「この子さえいてくれたら」と願って出来た子供が残念ながら産まれなかったときの哀しさは理解できる。
年齢的に高齢ともなれば、次の妊娠が非常に難しい。
そして、問題なのはこの後。
すべての責任を産婦人科になすりつけてしまう患者が非常に多いのだという。
高齢出産ではない患者でも、このように責任をかぶせてしまう患者が多いようだ。
妊娠が分かってから、なんと驚くべき事に一度も検診に訪れることなく、陣痛が着てから予約なしに来院する若い患者も増えているらしい。
望まない妊娠やシングルマザーなど理由は様々だが、お金がないのが理由なんだとか。
血液型も、状態もカルテが無いから全く分からない状態で駆け込んでくるが、当然予約してる患者が優先となる。
そうなれば、近隣の産婦人科に搬送することになるが、産院が減っている今、たらい回しになる事もある。
結局死産に繋がってしまい、最初に対応しなかった産院に責任をなすりつける患者がいるようだ。
このような例を聞いて、酷いなと思った。
患者のモラルがなっていないと思う。
高齢出産の例では、リスクがあると分かっていながら、結局は産院のせいにしてしまうし、診察に来なかった患者の例では急に来るとは言語道断だ。
結局、産婦人科医は責任を感じて辞めていく人が増えてしまうのだ。
これでますます産院が減ってしまう。
患者のモラルを整えるときが来ていると思う。