ハンドクリーム

秋頃から、手の乾燥が酷くなる。
マメにハンドクリームを塗るようにしているが、冬は一つ問題がある。

風邪やインフルエンザ対策として、出先でよく手を洗うことだ。
電車から降りたら駅で手を洗い、目的地に着いたらまず化粧室で手洗いとうがいをする。

食事やコーヒーを飲む前にも手を洗いにいくようにしている。
潔癖性というわけではないが、とにかく風邪をひきたくないから、ウイルスが付いてしまうであろう場所を通ったら洗うクセを付けているのだ。

このおかげで、ここ四年ほど風邪は全くひいていない。
しかし、そのように頻繁に手を洗うため、手の乾燥がとくに酷くなるのだ。

手を洗うたびにクリームを塗り直す。
また手を洗えばクリームを、の繰り返しだ。
とても面倒だが、どちらも譲れない行程だ。

寝る前のハンドケアはもっと念入りにしている。
顔と同じように、化粧水と乳液を使い、最後にオイルを塗り込んで就寝する。
塗り込む、という表現がぴったりなように、乾燥しているところにぐりぐりとクリームをねじ込んでいる。

今年はシルクの手袋でも買って、もっと美しい手先を目指すつもりだ。
昔は、炊事で冷水を使わなければいけなかった家庭の主婦は、手荒れが酷かったらしい。
今は一般的にも、給湯設備の発達で、温度調整が出来るので、滅多にしない。

ところが、この環境が軟な肌を作り上げているとも言われるのだが、果たしてそれは・・。

パジャマ

寝るときの格好として、一番良いのはシルク素材で出来たパジャマだと聞いた。
それは衣服やパジャマを販売する寝具屋さんが売りたいからでしょう、と思っていたが、医学の見地でもシルクは良いそうだ。

背中に縫い目が当たらないサラッとしているシルクは、寝返りするにも、じっとしておくにもストレスにならないそうだ。
映画の女優さんのような、シルクのドレスタイプの寝間着も、ムダが少なくて良いらしい。
着るものは少なく、その分軽くて温かい羽毛にこだわるんだとか。

冷たい水で暮らす水鳥の羽は軽いのに保温性抜群。
体を圧迫しないので、寝具は軽くて温かいものであればドレスタイプで肩が出ていても寒くないんだとか。
しかしそれは、古くからベッドで寝ていた欧米の習慣だと思う。
私は全く逆の格好だ。

畳に布団を敷いて寝ることが習慣になっている日本ではそうも行かないと思う。
私も畳に敷き布団派で、寝るときは綿素材のパジャマ。
冬場はその下に熱をキープするナイロンの肌着、パジャマの上にはニットも着る。

首にはネックウォーマー、足にはレッグウォーマーと靴下、手にはハンドクリームを塗った手を保護する手袋まで着けている。
しかも綿が入った重たい掛け布団が好き。
シルクドレスと軽い羽毛布団で寝る人とはえらい違いだ。

これでもかというぐらい着込んで、少しでも寒い思いをしたくないと思っているからこのスタイルだが、これはどうやら体にとってはストレスの多い寝間着スタイルなんだとか。
いくら夏であってもシルクドレスでは肩が冷えそうで心配だ。

欧米スタイルは絶対慣れないと思う。

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