コマ-シャル力

会社側としては商品の名前や会社の名前が知れることは大いにプラスになることは当たり前ですが、やはり何かの媒体を使わないとそれらの名前が自然に広まっていくことはまずありません。

よくCMフェスティバルなどで、ユニ-クであったり印象深いテレビのCMばかりがあつまって上映されることがありますが、それらは本当に記憶に残ることが多いので、改めてテレビの合間に映し出されるコマ-シャル力を知らされます。

理由としてはかなりユニ-クであったり、音楽が頭につくものであったり、とても気持ちが悪くて忘れられなかったり多種多様なものですが、ほんの数分の間でいかに人々の記憶に焼き付くかよく考えられていて驚かされます。

逆に毎回テレビをみていても記憶にほとんど残らないものもありますから、コストを考えながらもよいアイデアを採用してこの媒体を効果的に使わなくてはいけないでしょう。

有名ではない音楽であっても意外に頭の中でリピ-トしてしまうメロディなどもありますし、有名人でない出演者であっても引寄せられる演出を見せることができますから、ただ単に費用をかければいいというものでもないでしょう。

これからもベンチャ-企業や中小企業などを含めそれぞれの企業が、アイデアを絞り競争の激しいビジネス社会で成長していけるようこの媒体をうまく活用していき私たち消費者側をも楽しませてくれることでしょう。

ブランドや社名を広く知れ渡す戦略は、企業にとっても大きな柱であることは間違いありません。

おもしろネーミング

ある製薬会社の商品はよくCMで目にしますが、ダジャレ交じりのユニークな商品名は一度聞いたら忘れられないようなものばかりです。
CMを聞き流していてもどんな商品かがわかるほどのネーミングセンスにいつも驚かされています。

その会社が、ネーミングに限らず、新商品のアイデアを、全社員から公募しているそうです。
アイデアを集めるときのポイントは、「とにかく何でも出してくれ」ということです。
「いいアイデアを出してくれ」と言うと、なかなかアイデアが出てこない。
誰からのアイデアでも受け付けるし、あまり難しいことは考えなくてよい、ジャストアイデアでいい、という方針にしました。
この方針なら、全社員が、アイデアを考え続ける癖がつきます。
そして、あらゆる部署の、いろんなバックグラウンドを持った社員から、幅広いアイデアを、たくさんの数、集めることができるのだそうです。
また、とにかく皆で考える癖をつけようというのがこの制度の特徴です。
アイデアを提案すると、そのアイデアに対して、「参考になる」とか「既に市場に類似製品があるので見送る」というように評価が必ず返ってきます。
返事をしている方は大変ですが、きちんとフィードバックがあるとアイデアが出しっぱなしになるということはなく、社員のやる気につながり、次のアイデアを考えるのも楽しくなるようです。
ネーミングは、売れる売れないを左右する重要な要素で、デザインの基本は商品の特性を分かりやすく伝えることだと再認識させられました。
「健康を求める消費者のためになっているか。
消費者の求めるコンセプトにあっているのか?」と社長は常々社員たちに問いかけているそうです。
ネーミングは、カッコいいから、とか、響きがいいから、とかそういう理由で選ばれることも少なくないそうなのですが、それは、会社目線の発想です。
とことん、お客さま目線で考えているからこそ、「お客さまが、
わかりやすいネーミングかどうか」というシンプルなルールに、たどり着いたのだと思います。

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